乳歯の歯並びが悪いと、保護者の方は不安を抱くでしょう。
いずれ抜けて永久歯になるため特に対応する必要はないのか、それとも早期に対処しなければならないのか、判断するためには歯科医師に診てもらわなければなりません。
実は、乳歯の歯並びは経過を見る場合と、早い段階で矯正治療が必要になる場合があります。
今回は、乳歯の歯並びが悪いときはどうすればいいのか、解説します。
乳歯の歯並びが悪いときの対処法
乳歯の歯並びが悪い場合は、歯科医師に相談してください。
歯科医師が状態を確認したうえで、経過観察や必要に応じた治療を検討します。
たとえば、乳歯に虫歯がある場合には、早期の治療が必要です。
虫歯が進行して抜歯することになると、タイミングによっては永久歯の歯並びが悪化する原因となるかもしれません。
また、受け口や出っ歯など骨格的な問題が考えられる場合には、早期の矯正治療が推奨されることもあります。
他方、乳歯の歯並びが悪くてもそれほど心配する必要がないケースもあります。
まず挙げられるのは、前歯が斜めや八の字になっているケースです。
顎の成長とともに自然に正しい向きに改善されることが多いため、それほど心配する必要はないでしょう。
とはいえ、歯科医師にきちんと診断してもらう必要があります。
歯科医に相談すべきケースとして挙げられるのは、前述の虫歯で乳歯が早く抜けてしまったケースです。
永久歯が生えるスペースが狭まって歯並びが悪くなる原因になります。
受け口(反対咬合)や出っ歯(上顎前突)、叢生などが見られる場合には、骨格が原因であることも多いため、早期の矯正治療が望ましいでしょう。
指しゃぶりや舌で前歯を押すなどの悪癖が続いている場合は、顎の成長や歯並びに悪影響を与えることがあるため歯科医師に相談しましょう。
噛み合わせに異常がある、発音に問題がある場合には、永久歯に生え変わる前の段階でも噛み合わせや発音への影響を考慮し、歯科医の診察を受けましょう。
歯科医師への相談と日常のケア
歯科医師に相談して定期的な歯科検診を受けることで、歯並びや顎の成長を定期的にチェックしてもらうことが大切です。
口呼吸の習慣がある場合には、改善のために鼻呼吸を促し、寝ている時の姿勢にも注意しましょう。
食習慣も大切なので、よく噛んで食べる習慣をつけさぜてください。
歯並びが悪くてもできる限り丁寧にケアすることが虫歯予防につながるため、歯磨きを念入りにすることも大切です。
乳歯の歯並びが気になったら、まずは歯科医院を受診して専門的なアドバイスを受けることが重要です。
まとめ
子どもの乳歯の歯並びが悪い場合は、成長に伴って正常になるケースもあれば、矯正治療を受けなくてはならないケースもありますが、まずは歯科医院で相談することをおすすめします。
口呼吸の習慣や食生活などが歯並びに影響することがあるため、鼻呼吸を促したりよく噛んで食べる習慣をつけさせたりすることを心がけましょう。
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日付: 2025年11月19日 カテゴリ:ブログ
