矯正治療を大人になってから受けるという人は少なくありません。
矯正治療中は行動に制限があります。
きちんと守らなければ矯正治療の効果が出にくくなり、治療期間が延びる可能性があるのです。
矯正治療中にするべきではない行動について解説します。
ワイヤー矯正中の行動の制限
矯正治療には、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つがあり、矯正方法によって制限される行動が異なります。
ワイヤー矯正中に制限されることとして、まずは食べ物の制限が挙げられます。
基本的には何を食べても問題ないのですが、粘着性が高いものや硬いものは避けなくてはいけません。
硬いものを食べるときは気をつけなければ装置が破損したり変形したりすることがあります。
また、粘着性の高いガムやキャラメルなどは、矯正装置にくっついて、なかなか取れなくなることがあります。
ワイヤー矯正は、矯正治療が終わるまで歯にワイヤーを着けなくてはなりません。
そのため、歯磨きをした際に、装置と歯の間に磨き残しができてしまうことが多いのです。
普段より丁寧に歯を磨き、歯科医院のメンテナンスやクリーニングも定期的に受ける必要があります。
スポーツや楽器の演奏にも注意が必要で、禁止されるものは基本的にありません。
ただし、顔に衝撃が加わるスポーツには注意が必要でしょう。
楽器は、口にくわえて演奏するような楽器の場合に、矯正装置が邪魔になってしまう可能性もあります。
マウスピース矯正中の行動の制限
マウスピース矯正の場合は、まず矯正装置に装着時間や交換の時期が決まっているため、きちんと守らなくてはならないという点があります。
マウスピース矯正にはいくつかの種類があり、装着時間はそれぞれ異なりますがおおよそ20時間は装着しなくてはなりません。
また、2週間ごとや1ヶ月おきなど、定期的に新しいものと交換しながら使用していく必要があります。
マウスピースは食事や歯磨きのときは取り外すことができます。
特に注意したいのが食事で、装着したまま食事をするのは絶対にNGです。
装着したまま食事をすると、マウスピースと歯の間に汚れが溜まって虫歯の原因になる可能性があるだけでなく、マウスピースが破損する可能性もあります。
また、同様に食べかすがあると虫歯の原因になるため、食後は必ず歯を磨いてから再装着しなければなりません。
まとめ
矯正治療中は、避けなくてはいけない行動がありますが、ワイヤー矯正とマウスピース矯正とで具体的な制限は異なります。
ワイヤー矯正の場合には、矯正装置が破損する原因となる食べ物を避け、磨き残しが無いように普段より丁寧に歯磨きする必要があるのです。
マウスピース矯正の場合には、定められた装着時間や交換時期を守り、食事の際はマウスピースをきちんと外すことが大切です。
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日付: 2024年10月26日 カテゴリ:矯正歯科