インプラント治療は失った歯を補う治療として人気を集めていますが、治療を進めるにはいくつかの必須条件があります。
中でも顎の骨量は、インプラントを強固に固定するための基盤であり、治療の成否を大きく左右する極めて重要な要素です。
今回は、インプラント治療と骨量の深い関係性について解説します。
骨量はインプラント治療とどのような関係がある?
顎の骨量と質は、インプラント治療における成功と長期的な安定性を決める最も重要な要素です。
顎の骨に直接チタン製のネジを埋め込んで結合させるため、強固な土台となる骨が欠かせません。
インプラントと骨量には密接な関係があります。
まず埋め込んだインプラントを安定させるためには、骨に十分な高さと幅が必要です。
具体的にはインプラント体の周囲に最低1~2mmの骨が残る状態が理想であり、全体として幅6~7mm以上、高さ10mm以上の骨量が望ましいとされています。
十分な骨量が求められる背景には、骨不足により生じるさまざまなトラブルを回避する目的があります。
骨が足りないと、インプラントが露出したり埋め込んだ際の安定性に欠けたりして、治療全体の失敗につながりかねません。
こうした骨量や骨密度の低下には、いくつかの原因があります。
まず、代表的な病気として挙げられるのが骨粗鬆症です。
また、見落としやすいのが「歯を失ってからの期間」です。
歯が抜けた状態で適切な処置をせずに放置していると、歯を支えていた歯槽骨がその役割を終えて徐々に吸収されていき、骨量が減ってしまいます。
さらに、加齢や全身疾患も骨量の減少を引き起こす要因です。
特に女性は40歳前後から骨量が減り始めると言われているため、事前の検査で状態をしっかりと確認する必要があります。
骨量が足りない場合の対処法
骨量が足りずにインプラント治療が難しいケースでも、骨造成や骨移植を行えば治療が可能になります。
たとえば、骨の再生スペースを確保する「GBR法(骨誘導再生法)」の場合、骨を増やしたい部分に特殊な膜を貼って再生を促します。
また、主に上顎の骨が薄い場合には「サイナスリフト」や「ソケットリフト」といった治療も選択可能です。
上顎洞と呼ばれる空洞の底を押し上げて骨のもととなる材料を詰め、インプラントの土台となる骨の厚みをしっかりと出します。
まとめ
インプラント治療と骨量には切っても切れない密接な関係があります。
インプラントは顎の骨に埋入して結合させるため、骨の量が少ないと固定が難しくなるのです。
具体的にはインプラント体の周囲に最低1~2mmの骨幅を確保し、全体としては幅6~7mm以上、高さ10mm以上の骨量があることが望まれます。
ただし、骨量が不足している場合でも心配いりません。
骨造成などの治療によって骨を増やし、密度を高めることでインプラント治療を受けられるようになります。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。
