鏡で自分の歯を見たときに、「前よりも長くなった」「歯茎が下がった」と感じたことはありませんか?
歯茎が下がることを歯肉退縮といいますが、何が原因で起きるのでしょうか?
歯肉退縮の詳細と原因について解説します。
歯肉退縮とは?
歯肉退縮は誰にでも起こる可能性があるもので、原因として最も多いのが歯周病です。
歯周病とは、歯周病菌への感染が契機となり、歯茎に炎症を引き起こす病気です。
代表的な症状は歯茎の腫れや出血ですが、進行すると歯を支える歯槽骨が溶けて、歯肉退縮を招きます。
例えるなら歯槽骨は土台であり、歯茎はその上に設置された屋根のようなイメージです。
土台が溶けることで、屋根の部分に該当する歯茎も一緒に下がってきてしまうのです。
また、歯磨きが歯肉退縮の原因になることがあります。
適切な硬さの歯ブラシを使用し、程よい力で磨く分には問題ありません。
しかし、硬い歯ブラシでゴシゴシと力を入れて磨くと、歯茎が物理的に傷つき、すり減ってしまうのです。
負荷をかけるという意味では歯ぎしりや食いしばりも同様で、歯肉退縮の原因となります。
これらの癖があると、歯に過度な負担がかかり、歯茎の後退を招くのです。
さらに、合わない詰め物や被せ物、マウスピース矯正での無理な歯根移動などが原因になることもあります。
意外な原因として挙げられるのは、喫煙習慣です。
タバコの成分によって血流が悪化すると、歯茎の治癒力が低下するため、歯肉退縮が起こりやすくなります。
歯肉退縮の原因の中でも避けられないものが、加齢です。
歯茎の組織は年齢とともに薄くなっていきます。
特に50代以降は萎縮が目立ち始め、やせて後退していくのです。
歯肉退縮の影響と対処法
歯肉退縮が起こると、歯の根元が露出します。
そのため、知覚過敏になり、冷たいものがしみるようになるでしょう。
露出した根元にはエナメル質がないため、柔らかく、非常にデリケートです。
虫歯リスクが急増するだけでなく、歯が長く見える、歯と歯の間に隙間ができるなど、見た目も悪化します。
歯肉退縮を予防するためにも、正しいブラッシングを心がけましょう。
やわらかめの歯ブラシを使用し、鉛筆を持つような軽い力で磨いてください。
歯科定期検診を通じて歯周病の早期発見と治療を行い、プロによるクリーニングを受けて汚れを落とすことが重要です。
歯ぎしりがある場合にはナイトガードを作製し、歯にかかる衝撃を和らげましょう。
また、血流悪化を招く喫煙を見直すなど、生活習慣の改善を図ることも大切です。
一度退縮した歯茎は自然には戻りません。
しかし、悪化を食い止めることはできるので、気になる場合には歯科医院で相談しましょう。
まとめ
歯茎が下がる歯肉退縮は、歯周病やゴシゴシ磨き、歯ぎしりや食いしばり、加齢などが原因で引き起こされます。
また、喫煙による血流悪化も原因になるため、予防には禁煙をはじめとする生活習慣の見直しも必要です。
正しい歯磨き方法を覚えて定期検診を受け、歯周病の早期発見と治療に努めましょう。
さらに、クリーニングを受けることもおすすめします。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。
