歯医者の治療がなかなか終わらず、いつまでかかるのかと不安になる人もいるでしょう。
中でも、歯周病や矯正治療、インプラント治療などは長い時間がかかるため、不安を感じる人が多いのです。
なぜ歯周病や矯正治療、インプラント治療は時間がかかってしまうのか、解説します。
歯周病治療は時間がかかる
歯科治療において特に時間がかかるのは歯周病の治療です。
時間がかかるのはなぜでしょうか?
その理由は、歯周病という病気の特徴にあります。
歯周病は、完治を目指すよりも、管理することが必要とされる病気だと考えられているのです。
歯周病の初期段階を歯肉炎、悪化してきた状態を歯周炎といいます。
歯肉炎の場合は歯茎に炎症が起こり、腫れるのが主な症状です。
悪化して歯周炎になると炎症が悪化し、歯を支える骨も徐々に溶けていきます。
溶けた骨は元に戻ることはないため、完治させるというよりも、さらなる悪化を防ぐために管理する必要があるのです。
進行を防ぐには、まずスケーリングを行います。
行うことで、プラークや歯石を除去し、歯周病の原因菌の増殖を防ぐのです。
また、歯周病の悪化に伴い深くなった歯周ポケットの洗浄も行います。
歯周ポケットの内部には歯石などが溜まっていますが、歯磨きなどで除去するのは困難です。
そのため、歯医者で専門的な処置を受けなければなりません。
以降は、歯周病の進行具合を見ながら継続的にメンテナンスを続けていきます。
細菌が増えるのを防ぐためにも、定期的なクリーニングを受けることになるのです。
矯正治療やインプラント治療
矯正治療やインプラント治療なども時間がかかる治療です。
場合によっては、1年以上治療を続けることもあるでしょう。
たとえば、矯正委治療の場合には、歯を少しずつ動かすことが、治療に時間がかかる要因です。
歯を支える歯茎や歯槽骨を破壊しながら動かし、再生を待ってまた動かします。
少しずつ動かしながら、噛み合わせや全体の歯並びを見て微調整を繰り返し、歯並びを整えていくのです。
インプラント治療も、顎の骨に人工歯根といわれるインプラント体を埋入し、骨と結合するまで待ってから上部構造といわれる義歯を装着するため、時間がかかります。
骨とインプラント体が結合するのに数カ月かかるうえ、顎の骨が不足している場合は骨を増やす治療も必要となるため、1年以上かかることも珍しくありません。
まとめ
歯科治療が長期化するケースとして、歯周病がまずは挙げられます。
歯周病は完治よりも悪化しないよう管理することが重要な治療です。
歯周病の原因菌を増やさないようにする処置がカギを握りますが、時間がかかるのです。
また、矯正治療やインプラント治療などは短期間では終わらず、場合によっては1年以上かかります。
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