虫歯でなくても、冷たいものや熱いものが歯にしみることがあります。
これは、知覚過敏という症状です。
知覚過敏になったときは、虫歯とは違って削れば治るというわけではありません。
果たしてどのように対処すればいいのでしょうか?
知覚過敏の対処法について、解説します。
知覚過敏の主な対処法
知覚過敏になった場合の対処法は原因によって異なります。
主な方法として、どのようなものがあるのでしょうか?
主な対処方法は、歯磨き粉を見直す、歯科医院で治療を受ける、マウスピースを使用する、食生活を見直す、の4つです。
それぞれどのように対処することになるのか、内容やポイントを解説します。
歯磨き粉を見直す場合、知覚過敏用の歯磨き粉を使用することを考える人が多いでしょう。
硝酸カリウムや乳酸アルミニウムなどの成分が含まれた知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで、歯の神経に伝わる刺激を和らげ、症状を緩和することが可能です。
また、研磨剤入りの歯磨き粉は歯をさらにすり減らし、知覚過敏を悪化させる可能性があるため、使用を控えましょう。
歯を磨く際は歯ブラシを優しく当てて力を入れすぎないように磨いてください。
デンタルフロスや歯間ブラシを使用する際は、歯茎を傷つけないように注意して使用するといいでしょう。
食生活の見直しも大切です。
酸性の食品や飲み物は、歯のエナメル質を溶かし、知覚過敏を悪化させる可能性があるためなるべく避けましょう。
食べるときはよく噛んで唾液を出すことで、唾液中のミネラルが歯に作用し、知覚過敏の緩和につながるでしょう。
さらに、ストレスは歯ぎしりや食いしばりの原因になります。
そのため、ストレスを解消する方法を見つけることも重要です。
歯科医院で受けることができる治療
歯科医院では主に薬の塗布を行っています。
歯科医師が露出した象牙質に薬を塗布し、刺激が伝わりにくくする治療を行うのです。
露出した象牙質をコーティング剤で覆い、刺激を遮断する「コーティング」という治療法もあります。
虫歯や歯の破折などが原因で知覚過敏が起こっている場合には、詰め物で修復する治療を行うこともあるでしょう。
歯ぎしりや食いしばりが原因の場合は、マウスピース(ナイトガード)を装着することで、歯にかかる負担を軽減し、知覚過敏の症状を緩和できます。
知覚過敏は自然治に治ることがないため、症状が続く場合は早めに歯科医院を受診しましょう。
まとめ
知覚過敏になったときの対処法として、知覚過敏用の歯磨き粉を使用することや歯磨きの方法の見直しなどが挙げられます。
また、歯科医院では、象牙質をコーティングして刺激から守ったり、詰め物で修復して治したりするという治療を受けられます。
ストレスによって食いしばりが発生して歯がダメージを受け、知覚過敏につながることもあるため、ストレス解消法も見つけておくとよいでしょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
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