歯茎は健康な状態であればピンク色をしています。
しかし、何かしらの原因で歯茎の一部や全体的に白くなってしまうこともあるのです。
どのような原因で歯茎が白くなってしまうのでしょうか?
その原因について解説します。
歯茎の一部だけ白くなるのはなぜ?
通常、健康な歯茎はピンク色をしています。
もしも歯茎の一部だけが白くなっている場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?
まず考えられるのが、口内炎です。
口内炎ができて白くなっているというケースがあります。
その場合、表面にくぼみができ、食事の際にしみることもあるでしょう。
また、歯茎の中に膿が溜まることで歯茎にできる、フィステルというできものが原因の可能性も考えられます。
根尖性歯周炎になって膿が溜まり、歯茎が白く膨らむのがフィステルでよく見られる症状です。
膨らみを押すと中から膿が出てくることもあります。
口内の粘膜が白くなり肥厚する、白板症という病気によって歯茎が白くなることもあります。
白板症は、白いところを指でこすっても取れないというのが特徴です。
下顎の歯茎に発症するケースが多いのですが、口内の粘膜であればどこにでも発症する可能性があります。
口腔内に白い着色やできものができてだんだん大きくなっている場合には、口腔ガンの可能性もあるため、注意が必要です。
早期に発見できれば完治させることが可能であるため、おかしな点がある場合はなるべく早く歯科医院を受診してください。
さらに、顎の骨が盛り上がる骨隆起が原因となるケースもあります。
歯茎が内側から押し出されて粘膜が薄くなり、内部の骨が透けて見えていることが原因です。
ただ骨が突出しているだけであるため、日常生活に不具合がない限りは治療する必要はありません。
しかし、何らかの不具合がある場合には骨を切除することもあります。
歯茎が全体的に白くなるのはなぜ?
歯茎が一部だけではなく全体的に白くなっている場合には、どのような原因が考えられるのでしょうか?
まず挙げられるのが、カンジダ菌です。
口内でカンジダ菌という真菌が増殖し、白い苔のような膜ができる口腔カンジダ症になると、歯茎が全体的に白くなります。
歯茎以外の粘膜にも発症することがありますが、いずれも痛みなどが発生することは少ないでしょう。
なお、膜を除去しようとしたら血が出たというケースもあります。
貧血も歯茎全体が白っぽくなる原因の一つです。
血色が悪くなるため、さまざまな部分で粘膜が白っぽくなってしまうことがあります。
まとめ
歯茎が白くなった場合、一部だけが白いのか全体に及んでいるのかによって原因は異なります。
一部だけが白くなっている場合は、口内炎や歯茎の中に膿が溜まっている、白板症や口腔ガンなどになっているかもしれません。
全体が白くなっている場合は、口腔カンジダ症によってできた膜が覆っていたり、貧血になって血色が悪くなっていたりする可能性もあるでしょう。
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