タバコは喫煙者にとっても害があるのですが、周囲の人にも受動喫煙という形で悪影響を与えてしまうのです。
実は、自分で吸う煙よりも周囲の人が吸う煙の方が強い毒性を持っているため、喫煙者の周囲にいる人は注意が必要でしょう。
受動喫煙と子どもの歯周病の関係性について、解説します。
喫煙者がいると子どもが歯周病になる?
喫煙者の近くにいると、タバコの煙が漂ってきて吸い込んでしまう受動喫煙によって免疫力が低下してしまうでしょう。
直接命に関わるものではないとしても、免疫力が低下することで様々な病気になるリスクが高くなってしまいます。
歯周病も細菌が原因の感染症なので、免疫力が低下していると症状が進行しやすくなってしまうため受動喫煙は避けなくてはならないのです。
親が喫煙者の場合、子どもの歯茎が黒ずんで歯肉炎の症状が出やすくなるかもしれません。
悪化しすぎると、手術を受けてメラニン色素が沈着している歯肉を切除することになるでしょう。
子どもの健康を守るためにも、喫煙者の親はどこでタバコを吸うべきかよく考えなくてはいけません。
喫煙者と家族の歯周病リスクが増加する
喫煙者は歯周病になるリスクが高まるのですが、実は受動喫煙をしている家族もリスクが高くなることが研究で判明しているのです。
特に男性は受動喫煙の影響がわかりやすく表れるため、周囲に喫煙者がいる場合は注意しましょう。
男性の場合、喫煙者本人である場合も受動喫煙だけしている場合でも、歯周病が発症するリスクは3倍になるといわれているのです。
受動喫煙のみの場合も、喫煙者である場合も、歯周病の発症リスクには特に違いがありません。
一方、女性の場合は喫煙者であれば歯周病の発症リスクは2倍になるのですが、受動喫煙のみの場合は特にリスクが増えることはないのです。
理由について研究した結果は、女性であれば受動喫煙となるような場を避けることが多いため、男性も分煙を意識すればリスクを抑えることができるかもしれません。
まとめ
周囲の人がタバコを吸っていると、受動喫煙という副流煙を吸い込んでしまうことになる可能性があり、特に子どもの場合は抵抗力が落ちやすく歯周病のリスクも高まるのです。
男性の場合、受動喫煙でも自身が喫煙者でも歯周病の発症リスクは3倍と大きな違いはないのですが、女性であれば違いがあります。
女性の場合は、喫煙者であればリスクは2倍になるのですが、受動喫煙ではリスクがほとんど増大しないのです。
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