口内ではさまざまな病気が発生する恐れがあります。
それだけでなく、病気とも言いがたい現象が起こるケースもあることをご存じでしょうか?
その1つが骨隆起です。
骨隆起は病気とは言いがたいのですが、口内に起こる変化であり、放置していても戻ることはない現象の1つです。
骨隆起とはいったい何なのか、治療の必要はあるのかを解説します。
骨隆起とは?
口内には多くの骨がありますが、一部の骨が膨らみ、歯茎や顎などに出っ張りを作ってしまうことがあり、骨隆起と呼ばれています。
骨隆起は顎の骨に生じるコブのような硬い膨らみです。
主に噛む力や歯ぎしり、食いしばりといった刺激によって骨が異常に発達して発生します。
骨隆起があっても、生活に支障がなければ基本的に治療は不要です。
しかし、入れ歯が装着できない・当たって痛い、発音がしにくくなるなどの支障があれば、放置は難しいかもしれません。
その場合、外科的な処置やマウスピースの装着などで治療を行うことがあります。
骨隆起ができても、基本的に痛みはありません。
しかし、骨の上の歯茎が薄くなっているため、歯ブラシや硬い食べ物が当たると痛みを感じることがあります。
また、骨隆起ができているところは粘膜が薄くなって刺激を受けやすくなっているため、口内炎ができやすくなることがあります。
大きくなってくると入れ歯や矯正装置の装着が困難になり、舌の動きが制限されて発音に影響が出るかもしれません。
見た目の変化としては口の中の骨が盛り上がり、粘膜が薄くなることで歯茎が白っぽく見えることがあります。
骨隆起の原因や対処方法
骨隆起は、食べ物を噛む際に過剰な力が顎の骨にかかったり、無意識に歯を強く噛みしめる歯ぎしりや食いしばり習慣があったりすると起こりやすい傾向があります。
ただし、生活に支障がなければ基本的に治療は不要です。
生活に支障がある場合には歯科医に相談し、マウスピースや外科的処置を検討します。
マウスピースは歯ぎしりや食いしばり対策として導入するナイトガードのことです。
外科的処置では骨隆起を切除する手術を行います。
骨隆起を予防するためには、歯ぎしりや食いしばりを防止することが必要です。
そのため、ストレスを減らしてリラックスすることが重要となります。
また、マウスピースの装着や枕の高さの調整なども効果的です。
骨隆起が生活に支障を与えるのを防ぐためにも、定期的に専門家のチェックを受けましょう。
まとめ
骨隆起は口内の骨の一部が盛り上がってしまうことです。
病気ではないためすぐに治療する必要はないものの、邪魔になった場合には治療が必要です。
原因となるのは、噛む力が強すぎたり、歯ぎしり・食いしばりなどで過剰な力がかかったりすることなどがあります。
治療方法としてはマウスピースによる歯ぎしりの解消やストレスを減らすことなどがありますが、専門家のチェックも定期的に受けましょう。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。
