鏡で歯を見たときに、汚れが目立つと感じる人もいるでしょう。
特に黄ばみなどが目立つ場合に効果が期待できるのは、エアフローなどのクリーニングです。
しかし、エアフローは誰でも受けられるとは限りません。
エアフローができないのはどのような人か、解説します。
エアフローができない人は?
エアフローの治療はほとんどの人が問題なく受けることができますが、一部の条件に該当する人は受けられない可能性があります。
たとえば、呼吸器疾患やナトリウム制限などがある人や、妊娠中、放射線治療中の人などは、治療を受けられないかもしれません。
また、エアフローには禁忌症と呼ばれる疾患もあるため、あてはまる疾患がある場合には施術を受けられない可能性が非常に高いでしょう。
禁忌症になっている疾患には、消化器官の重篤な潰瘍や心機能、腎臓、肺機能などの障害があります。
また、慢性気管支炎や喘息、呼吸器疾患、化学療法や放射線による治療中の場合も、禁忌症に当てはまるでしょう。
そのほかに口腔内に傷やタダレがある、口腔粘膜が炎症やタダレを起こしやすい、大きな虫歯があるといったケースでも施術できません。
誤って施術すると身体に大きな影響を与えてしまうため、事前のカウンセリングをしっかりと行う必要があります。
エアフロー施術後の注意点
エアフローによるクリーニングを無事に受けられたとしても、施術後はいくつかの点に注意する必要があります。
まず、施術によって歯の表面を覆うぺクリルという薄い膜は剥がれてしまうため、着色汚れなどが付きやすい状態になってしまうでしょう。
施術後は、膜が復活するまでの2~3時間程度は、特に色が濃いものなどの飲食を控えてください。
また、ペリクルがない状態の歯は酸性が高い炭酸飲料などの飲み物に弱く、歯が溶けるリスクも高くなるため、注意が必要です。
エアフローの施術を受けているときに、パウダー粒子が歯肉や舌に当たってしまうことがあります。
これを不快に感じる人もいるかもしれません。
また、知覚過敏の場合は歯に直接ダメージを与えてしまうケースがあるため、施術中に激しい痛みがあるかもしれません。
エアフローによって歯の表面に付着している歯垢を落とすことはできますが、歯に付着している着色汚れや黄ばみなどを落とすことはできないでしょう。
歯の表面をクリーニングするのには向いているのですが、歯を白くするという目的であれば役には立ちません。
まとめ
歯のクリーニングの一種であるエアフローには、施術を受けられない禁忌症があります。
禁忌症に該当するのが、内臓の障害や疾患、放射線などの治療中などです。
あてはまる疾患や不安な疾患がある場に合は、事前に歯科医と相談しましょう。
エアフローの施術を終えた後もいくつかの点に注意しなくてはならないため、事前に確認しておくことをおすすめします。
成城で予防歯科をお考えの際には、『Kデンタルクリニック成城』にご相談下さい。
患者様と向き合い、可能な限り歯を傷つけない治療法をご提案させて頂きます。
スタッフ一同、お待ちしております。